どれほど前向きに生きている人でも、
自分を信じられなくなる日はあります。
仕事で思うような結果が出ない。
挑戦したことが失敗に終わる。
周囲の活躍を見て、
自分だけが取り残されているように感じる。
誰かの何気ない言葉によって、
自信を失ってしまう。
そのような日は、
今まで積み上げてきたものまで、
すべて無意味だったように思えるかもしれません。
しかし、
自信とは常に一定ではありません。
体調や環境、出来事、
人間関係によって大きく揺れ動くものです。
一時的に自信を失ったからといって、
あなたの能力や価値まで失われたわけではありません。
自分を信じられない日は、
無理に前向きになろうとしなくても構いません。
その代わりに、
自分が積み重ねてきた「事実」を見つめてみてください。
①乗り越えてきた出来事を思い出す
これまでの人生を振り返れば、
今のあなたには想像できないほど
苦しかった時期があったのではないでしょうか。
もう立ち直れないと思ったこと。
すべてを失ったように感じたこと。
誰にも理解してもらえず、一人で耐えたこと。
それでも、
あなたは今日まで生きてきました。
完璧に乗り越えられなかったとしても、
その時間をくぐり抜け、
今ここにいることは紛れもない事実です。
過去の苦難を乗り越えた経験は、
未来の困難にも向き合えるという証明になります。
②できなかったことではなくできたことを記録する
人間は、うまくいったことよりも、
失敗したことや不足していることへ意識を向けやすい傾向があります。
そのため、自分が前進していても、
その事実に気づけないことがあります。
一日の終わりに、
その日できたことを三つだけ書き出してみてください。
予定どおり起きることができた。
一つの仕事を終わらせた。
誰かへ感謝を伝えた。
五分だけでも学ぶことができた。
大きな成果である必要はありません。
小さな達成を記録し続けることで、
自分は何もできていないという思い込みが、
少しずつ事実によって修正されていきます。
③自分との小さな約束を守る
自信は、
他人から褒められることだけで生まれるものではありません。
自分で決めたことを、
自分で実行する経験によって育っていきます。
毎朝一杯の水を飲む。
一日一ページだけ本を読む。
十分だけ身体を動かす。
先延ばしにしていた連絡を一件だけ終わらせる。
大切なのは、
難しい約束を立てることではなく、
守ることができる約束を決めることです。
自分との約束を守るたびに、
心の中へ「自分は自分を裏切らない」という信頼が蓄積されます。
自信の正体は、
自分自身に対する信頼なのです。
④結果だけで自分の価値を決めない
努力しても、
必ず望んだ結果が得られるとは限りません。
相手や市場、時期、環境など、
自分では完全にコントロールできない要素があるからです。
結果が出なかったからといって、
そこまでの努力や挑戦に価値がなかったわけではありません。
考えたこと。
学んだこと。
行動したこと。
失敗から得たこと。
それらは、
次の挑戦を支える経験として確実に残っています。
結果は現在地を教えてくれる情報ですが、
あなた自身の価値を決定する判決ではありません。
⑤自信がなくても行動できると知る
多くの人は、
自信がついてから行動しようとします。
しかし、
実際には行動した経験によって、
後から自信が育っていきます。
初めて取り組むことに、
自信がないのは当然です。
不安があるままでも構いません。
小さく始め、試し、学び、改善する。
その一つひとつの経験が、
次の一歩を踏み出すための根拠になります。
必要なのは、
「自分なら絶対に成功できる」という確信ではありません。
「結果がどうなっても、そこから学び、もう一度進むことができる」
という自分への信頼です。
自信を失った日は、
心の中にある否定的な声だけを真実だと思わないでください。
感情は、天候のように変化します。
雨の日もあれば、晴れの日もあります。
しかし、
雨によって大地そのものが消えるわけではありません。
今、自分を信じられなくても、
あなたが努力してきた時間は消えません。
乗り越えてきた出来事も、
誰かを支えた経験も、
挑戦してきた事実も、
すべてあなたの中に残っています。
自信とは、
自分を疑わなくなることではありません。
疑いながらでも、
自分を見捨てずに前へ進めることです。
何も信じられなくなったときには、
これまで歩いてきた道を振り返ってみてください。
そこには、
何度つまずいても立ち上がり、
今日まで歩み続けてきたあなた自身の足跡があります。
その足跡こそが、
あなたはもう一度前へ進めるという、
動かすことのできない事実です。
あなたが自分の歩んできた人生を力に変え、
再び自分を信じる一歩を
踏み出せることを心から願っています。
最後までご覧いただき、
誠にありがとうございました。
いつも多くの皆様にご覧いただけることが、
私にとって大きな励みとなっております。
心より感謝申し上げます。
森﨑康太