毎日忙しく動いているのに、同じところでつまずいてしまう。
本を読み、仕事をこなし、人と会っている。それでも、経験が積み重なっている実感を持てないことはありませんか。
経験から何を受け取り、次にどう生かすか。そのために役立つのが、立ち止まって振り返る時間です。
今回は、日々の経験を学びに変える五つの視点をお伝えします。
①まず起きたことを具体的に書く
振り返ろうとすると「今日はだめだった」「もっと頑張るべきだった」と、自分への評価から始めてしまうことがあります。
まずは、実際に何が起きたのかを書いてみましょう。
「打ち合わせで説明に時間を使い、相手への質問が最後の五分になった」
ここまで具体的にすると、次回どこを変えられそうかを考えやすくなります。
②うまくいったことにも理由を探す
反省点ばかりを探していると、役立っていた工夫を見落としてしまいます。
予定どおりに終わった仕事があれば、何が助けになったのでしょうか。
事前に必要な情報を集めていた。
途中で確認する時間を設けていた。
相手と完成のイメージを共有していた。
うまくいった理由にも目を向けることで、次回も続けたい行動が見えてきます。
③自分で変えられる部分を見つける
結果には、相手の事情や環境の変化も関わります。
すべてを自分の責任にすると、必要以上に自分を責めてしまいます。一方で、環境だけを理由にすると、改善できる点を見逃すことがあります。
「今回、自分が調整できたことは何だろう」
連絡する時期、準備の仕方、伝える順番など、自分が働きかけられる部分を探してみてください。
④次に試すことを一つに絞る
振り返って課題がいくつも見つかると、全部を一度に変えたくなります。
まずは、次の機会に試すことを一つ決めてみましょう。
「次の打ち合わせでは、冒頭に相手の希望を確認する」
「資料を作り始める前に、目的を一文で書く」
いつ、何をするのかがわかる形にすると、実際の行動につなげやすくなります。
⑤前の記録に戻って確かめる
新しく決めた工夫は、試した後にも振り返りましょう。
何が変わったのか。
何は変わらなかったのか。
別の場面でも使えそうか。
一度うまくいった方法が、いつでも通用するとは限りません。
記録を見返しながら、使える条件や自分に合う形を少しずつ確かめていくことが大切です。
振り返りは、自分を裁くための時間ではありません。経験を丁寧に読み解き、次の選択に役立てる時間です。
今日の終わりに、三行だけ書いてみてください。
「今日起きたこと」
「そこから気づいたこと」
「次に試すこと」
すぐに答えが出なくても構いません。書き残した問いが、後の経験と結びついて理解につながることもあります。
日々を生きることと、そこから学ぶこと。
その二つをつなぐ小さな習慣を、今日から育ててみませんか。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
森﨑康太
【LFA ラーニングフォーミュラアカデミー】
『永遠の学びをあなたと共に』