家族とゆっくり話したい。
気になっていることを学びたい。
しばらく会えていない人に連絡したい。
そう思っているのに、一日が終わる頃には、今日もできなかったと気づく。
そのようなことはないでしょうか。
日々には、締め切りや頼まれ事など、すぐに対応する必要のある用事が次々とやってきます。
一方で、自分にとって大切なことには、期限がない場合があります。
だからこそ、気持ちだけでなく、時間の中にも居場所をつくってあげることが必要です。
①急ぐことと大切なことを分けてみる
今日やらなければ困ることは、自然と目に入ります。
しかし、今日しなくてもすぐには困らないことは、後回しになりがちです。
人との関係を育てること。
これからの人生について考えること。
関心のある分野に触れること。
その価値は、緊急性だけでは測れません。
目の前の用事を書き出したら、「急ぎではないけれど、大切にしたいこと」も一つ添えてみてください。
②余った時間ではなく小さな時間を用意する
時間が余ったら取り組もうと思っていても、予定は埋まっていくものです。
最初から長い時間を確保する必要はありません。
週末の朝に十五分だけ本を読む。
夕食後に十分だけ、家族と話す。
金曜日の昼休みに、友人へ連絡する。
いつ、どこで、何をするか。
そこまで決めると、漠然とした願いが、実行できる予定に近づきます。
③予定を詰める前に余裕を確かめる
大切なことを予定に入れるときも、すでに忙しい毎日へ無理に追加する必要はありません。
今の予定の中に、回数を減らせることはあるでしょうか。
誰かと分担できることはあるでしょうか。
習慣で続けているけれど、今は必要のないことはあるでしょうか。
時間を確保するには、何を加えるかと同じくらい、何を調整するかも大切です。
休息まで削ってしまわないよう、自分の余力も予定の一部として考えましょう。
④実行できなかったら置き場所を変える
予定通りにいかない日もあります。
仕事が長引く。
家族の用事が入る。
疲れて、思うように動けない。
その一度で、自分には続けられないと決めなくても構いません。
夜に難しかったなら、朝に移してみる。
三十分が長かったなら、五分にしてみる。
毎週が厳しければ、月に一度から始めてみる。
大切なことを暮らしに合わせて置き直すことも、実践の一つです。
⑤時間を使った後の感覚を振り返る
予定を実行できたかどうかだけでなく、その時間をどう感じたかにも目を向けてみてください。
短くても、落ち着いて話せた。
少し学んだことで、もっと知りたくなった。
久しぶりの連絡が、うれしい会話につながった。
反対に、思っていたほど心が動かないこともあるでしょう。
その気づきをもとに、次の予定を調整していけばよいのです。
予定は、自分を管理するためだけのものではありません。
何を大切にして暮らしたいのかを、確かめるためにも使えます。
人生で大切にしたいことは、忙しい日にも心の中には残っています。
けれど、心にあるだけでは、日常の中で触れる機会を持てないことがあります。
大きく暮らしを変えなくても、一週間のどこかに、小さな時間を用意することはできるかもしれません。
今日、手帳やカレンダーを開いてみてください。
そして、やらなければならないことに加えて、自分が大切にしたいことを一つだけ書き込んでみましょう。
「いつか大事にしたい」を、今週の小さな予定にする。
その時間が、あなたの望む暮らしを少しずつ形にしていきます。
あなたが日々の用事とともに、自分にとって大切な時間も育てていけることを心から願っています。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
いつも読んでくださる皆様に、心から感謝いたします。
森﨑康太
【LFA ラーニングフォーミュラアカデミー】
『永遠の学びをあなたと共に』